New! 新作小説『未明の砦』の新聞連載が始まります。複数紙に掲載の予定ですが、一番早いスタートが4月4日(日)より「陸奥新報」で、次が5月5日(水)より「千葉新報」となっています。他紙の連載開始日が決まりましたら、順次お知らせいたします。 

 

物語の始まりは、クリスマスシーズンの吉祥寺駅前。その日、警視庁組織犯罪対策部は、極秘裏に監視してきた4人の青年グループを逮捕すべく万全の態勢で待機していた。だが、4人が駅前に姿を現した直後、タイ料理店で不審な火災が発生、次の瞬間、捜査員たちの目の前で4人が忽然と姿を消した――。

 

と、こんな感じで始まります。今作は、現代日本で起こるクライム・サスペンスで(鑓水たちのシリーズとは別ですが)、老若男女大勢が登場する群像劇になる予定です。どうぞお楽しみに。


最新刊『彼らは世界にはなればなれに立っている』

KADOKAWA刊

「この町はとっくにひっくり返っている。みんなが気づいていないだけでな」

〈はじまりの町〉の初等科に通う少年・トゥーレ。ドレスの仕立てを仕事にする母は、「羽虫」と呼ばれる存在だ。誇り高い町の住人たちは、他所から来た人々を羽虫と蔑み、公然と差別している。町に20年ぶりに客船がやってきた日、歓迎の祭りに浮き立つ夜にそれは起こった。トゥーレ一家に向けて浴びせられた悪意。その代償のように引き起こされた「奇跡」。やがてトゥーレの母は誰にも告げずに姿を消した。
消えた母親の謎、町を蝕む悪意の連鎖、そして、迫りくる戦争の足音。

 

“四人の人物が語る四つの事件の向こうに、やがて〈町の物語〉が見えてくる。私たちの「現在」につながる痛みと希望の物語になればと思っています。”(連載開始時の著者コメントより)


☆彡『彼らは世界にはなればなれに立っている』書評(掲載順です)

朝日新聞・東京大学教授(教育社会学)の本田由紀さんによる書評は→こちらです。

産経新聞・書評家の関口苑生さんによる書評は→こちらです。

「カドブン」・翻訳家で法政大学社会学部教授の金原瑞人さんによる→こちらです。


祝!『彼らは世界にはなればなれに立っている』が、第4回 山中賞に選ばれました。山中賞は、TSUTAYA中万々店の書店員・山中さんが、半年に一度「どうしてもお客さんに読んでいただきたい本」を一冊、選んでくださる賞です。


■『彼らは世界にはなればなれに立っている』執筆の動機については、連載開始前の2019年12月に朝日新聞デジタルのインタビューでお話しました。よろしければご覧になってみてください。→こちらです。

また、連載開始にあたって、文芸ジャーナリストの佐久間文子さんが、これまでの3作の書評を中心に、新作についてもふれた文章を寄せてくださいました。よろしければ、こちらもご一読ください。→こちらです。 


■朝日新聞朝刊〈耕論〉に掲載された司法取引についてのインタビューは、デジタル版でアーカイブがご覧になれます。→こちらです。

■TBSラジオ『久米宏 ラジオなんですけど』出演時のアーカイブは、TBSラジオのサイトで聴くことができます。『天上の葦』に関連してお話をしました。→こちらです。